2010年より新設された4ストローク 600ccで争われる世界選手権 Moto2
4ストローク600ccのホンダ製ワンメイクエンジンにダンロップのワンメイクタイヤ、そして車体に関しては自由な設計が認められるという新レギュレーションは、参戦にかかる経済的負担を軽減することが目的であり、その結果多くのチーム、ライダー、コンストラクターがエントリーすることとなった。
繰り広げられる激戦!
日本人ライダーも活躍を見せる。まずは開幕戦カタールで、全くのノーマークと言っても良い存在だった富沢祥也が、衝撃的な勝利を獲得。第7戦カタルニアでは「初代チャンピオンを目指す」と公言する高橋裕紀が2006年以来となる優勝を果たす。
ふたりの日本人に加え、トニ・エリアスやトーマス・ルティ、アレックス・デ・アンジェリスら、豊富なキャリアを持つベテランライダー、そしてフリアン・シモン、アンドレア・イアンノーネら、勢いのある若手ライダーも活躍を見せる。Moto 2クラス開設初年度となる2010シーズンは、各レース、そしてチャンピオンシップにおいて、予想通りの激戦が展開されることとなった。
第12戦サンマリノGPの転倒によりこの世を去った、富沢祥也追悼映像
1.An introduction to... Shoya Tomizawa
開幕戦で勝利を飾った富沢祥也が、自身のキャリア、そしてMoto2クラスについて語る。
2.In memory of Shoya Tomizawa
レース中の事故でこの世を去った富沢。第13戦 アラゴンでは、彼を偲び黙祷が捧げられた。