■ワイン・ガードナー(1987 500ccチャンピオン)
□1988/7/19フランスGP ポールリカール
ガードナーを含めた4台の激しいトップ争いとなったレース。最終ラップで後続を引き離したかったが…。ガードナーが優勝したレースではないが自身が選んだ“BEST”。長さ1.8kmの名物ミストラル・ストレートを500ccが駆け抜ける貴重な映像が楽しめる。
■ケニー・ロバーツ(1978-79-80 500ccチャンピオン)
□1983/7/31イギリスGP シルバーストーン
この年はロバーツとフレディ・スペンサーによる歴史に残る闘い”世紀の一騎打ち”が繰り広げられた。スペンサー5勝ロバーツ4勝という成績でこのレースをむかえた。決勝レース中に2人のライダーの死亡事故が起こり、その後ヒート2が行われることに。
■クリスチャン・サロン(1984 250ccチャンピオン)
□1985/5/19西ドイツGP&ホッケンハイム
サロンは過去にTZ500で参戦をしていたが、この年はYZR500での挑戦だった。雨となったレースは、市販のミシュランレインを履いたサロンが、ミシュランスペシャルレインを履いたトップのスペンサーに勝ち、29戦連続優勝を続けるアメリカンの記録をも阻んだ。
■ランディ・マモラ
□1987/8/30サン・マリノGP ミサノ
ローソンを推すヤマハのワークスチームとは別に運営されていたチーム・ロバーツ。
雨でのダンロップタイヤのパフォーマンスは高かったが…ドライでローソンとバトルを繰り広げることが出来たこのレースを、マモラは“BEST”に選んでいる。
■ロン・ハスラム
□1985/6/29オランダGP アッセン
ハスラムは、押し掛けスタートの時代に、マシンの右側から飛び乗り抜群なスタートを切ることから“ロケット・ロン”の愛称で親しまれてきた。そのハスラムが選んだレースはベストリザルト2位の雨のアッセン。優勝のマモラはゴール後にガス欠となってしまった。
■エディ・ローソン(1984-86-88-89 500ccチャンピオン)
□1988/4/10アメリカGP ラグナ・セカ
この年3度目のタイトルを獲得するローソン。欧州が舞台のグランプリだったが、1965年以来のアメリカでの開催。ローソンは強く母国での勝利を望んだ。フル参戦を開始したニューカマーであるケビン・シュワンツやウェイン・レイニーを抑えて見事な勝利を飾った。
■ケビン・シュワンツ(1993 500ccチャンピオン)
□1988/3/27日本GP 鈴鹿
1987年のスポット参戦を経て、この年からフル参戦を開始することになったシュワンツ。GP開幕前のデイトナ200マイルで念願の初優勝を果たした勢いに乗り、ガードナーとの激しいバトルを繰り広げて、初優勝を達成した。
■ウェイン・レイニー(1990-91-92 500ccチャンピオン)
□1989/5/28西ドイツGP ホッケンハイム
当時500ccフル参戦2年目のレイニー。ローソンとタイトルを争い、抜群の安定感があった1989シーズンの中からレイニーが選んだベストレースは、高速サーキットのホッケンハイム。ローソンとのマッチレースが行われ、最終ラップまでバトルは続いた。